今から35年後「2060年の年金」はどうなっている? 厚労省の試算では19.1万~39.2万円の間だが…

公開日: 更新日:

■給付は減っても負担は増える一方

現役世代はちょっとした工夫をしたい(C)日刊ゲンダイ

 財政検証をやるたびに将来の見込み額が減っていく年金。連合の「年金に関する調査2024」でも、今の年金制度に対して「年金がもらえない、減るかもしれないことが不安」(51.4%)という回答が最も多かった。またダントツに関心が高い事柄は「自分が老後にいくら受け取れるか」(55.5%)。そこでシリーズ4回目は2060年の年金について知っておこう。

■最も楽観的なケースでも年金だけで生活するのは今より苦しくなる

 私たちは将来、どれくらいの年金がもらえるのか。厚労省は24年の「財政検証」で現役世代の年金額を4つのパターンで予測している。 

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