飲み屋の倒産件数がコロナ禍超えで過去最多更新…コスト高と人件費増のWパンチ

公開日: 更新日:

 外食ジャーナリストの中村芳平氏はこう言う。

「コロナ禍が日本人の習慣を変えてしまった。コロナ禍が終息しても、飲み屋へ客が戻らない。2次会はほぼなくなってしまった。ノンアルコールを飲む人も増えた。そのため、需要と供給のバランスが崩れ、飲み屋の数が多すぎる状態です。大手チェーン居酒屋も生き残りに必死です。次々に買収が行われている。業態転換も進んでいます。自分たちで業態転換できないチェーン居酒屋は、他業態のチェーン店を買収している。どのチェーン店も、居酒屋のままでは、先行きが苦しいと判断しているということです」

■チェーン店もピンチか

 個人店に加え、この先、大手チェーンの経営危機も危惧されているという。チェーン居酒屋の経営は、法人需要に支えられているが、トランプ関税によって、日本企業の経営が一気に悪化する恐れが強いためだ。

 日本の「飲み屋マーケット」は、大きく変わってしまうかもしれない。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー