「浮気は絶対に許さない」夜、年下妻をチェックして…58歳夫が信じる不倫防止策

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コクハク

58歳、結婚3年目の憂鬱

 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

【冷酷と激情のあいだ~男性編~】

「うーん、どうって聞かれても答えようがないですね。結婚してまだ数年ですけど、なんか思っていたよりも単調だし、面倒なことも多くて。

 これからずっと夫婦を続けていくのは、並大抵のことではないなと痛感しています」

 サトルさんは、明美さんが初婚。馴れ初めについて話を聞くとーー。

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なんとなく結婚したけど

「何がなんでも結婚をしたい! っていう年齢は過ぎていましたね。一生独身でもいいと、開き直っていたときに明美と出会って、まあ何となく結婚しました。

 でもね、男も50代を迎えるといろいろしんどいんですよ、体力も気力も。他人といろんなことを歩み寄りながら暮らしを整えるのって、思っていた以上に大変ですね」

 結婚生活、3年目。ラブラブでもおかしくない時期なのに、サトルさんはすでに日々の生活に嫌気がさしてきたと顔をしかめます。

妻の貞操を信じられない

「独身に戻りたい! ほどではないですが…。毎日が退屈だし、ストレスだし。負担ばかり感じています。

 まぁ15歳年下の明美の生活の面倒を見るのは俺の義務なので、そこは責任もっていきたいですけど。夜の生活も、気力があっても体力がついてこないんで、もう俺には無理ですね。

 だけど、妻はまだ若いから放置しておくと、他の男にホイホイついて行きそうじゃないですか? だから無理矢理にでも体だけは重ねたいんですよ」

 サトルさんは妻の浮気がとても不安だと強調しながら、言葉を続けます。

浮気防止のため妻の体をチェック

「俺の友人で若い女性と結婚した人がね、まんまと浮気されてたんですよ。

 生活は俺の友人に完全に頼りながら、昼間に年下の男と会っていたらしいです。ウチもそんなふうになったら困るし、腹も立ちますし。

 だから俺は今、妻に体を定期的に見せてもらって、異変がないかチェックしています」

 サトルさんは、これが妻の浮気抑止につながっていると自信をのぞかせます。

「本当はね、夫婦でちゃんと営みができればいいんでしょうけど。とにかく俺の体が持たないわけです。いや、無理すればできるのかもしれないけれど、そうすると翌日の仕事が心配だしね。

 だから、まずは俺が定期的に妻の体をチェックする。そうすれば、俺にバレると思って浮気なんてできないでしょう? 我ながらこれはよくできた夫婦間のルーティンだと思っています」

 若い女性を妻にもらったはいいが、実際に結婚するとこれほどまでに、浮気の心配がチラつくとは…とため息をこぼすサトルさん。

 今のところは妻に浮気の形跡はないものの、油断はできないと語気を強めます。

浮気は絶対に許さない

「浮気したら、ただじゃおかないですよ! だって俺は明美の衣食住の面倒を見てあげているんだから、それを裏切るなんてこと、絶対に許されないですよね。

 まぁ本当はね、体のチェックなんてしなくても夫婦円満ならばいいのですが。明美はちょっと信用できないところがあるんでね、仕方なく俺がチェックをしているんです」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

(並木まき/ライター・エディター)

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