著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

不倫の証拠…裁判で有効なのは何? LINEのやりとりは、スクショかメモかで大きく違う

公開日: 更新日:

 最近、芸能人の浮気や不倫に関するニュースが立て続けに報じられています。詳細はあえて触れませんが、その中には、不倫疑惑の芸能人のLINEが流出したことが報じられ、疑惑が再燃する事態となっています。

 夫婦関係などにヒビを入れる不倫は、言うまでもなく、慰謝料請求の根拠や離婚の原因となり得ます。ただ、裁判上は、単に親密な関係というだけでは足らず、不貞行為、すなわち性的関係をもったか否かが重要となります。

 そして、不貞行為を裁判で認定してもらうためには、裁判官が「実際に不貞行為があった」と認めるに足る証拠が必要になります。とはいえ、通常、不貞行為の瞬間が映像に収められることはほとんどありませんので、その周辺事情を拾って判断することになります。

 例えば、ホテルに入っていく瞬間の写真や動画、夫婦で行った覚えのないホテルの領収書、不貞行為が行われたとされる時間帯の前後で、不貞行為をにおわせるLINEなどのやりとりのスクリーンショットです。こうして実際に不貞行為があったのではないかと疑わせる証拠を積み上げていき、裁判官を説得させる必要があります。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意