徳光正行さん(1)親父は口うるさくて、「やってられない!」と一度はゴルフをやめたんです
徳光正行さん(タレント)
ゴルフを始めたきっかけは、完全に親父(フリーアナウンサーの徳光和夫さん)ですね。20代で大学を出てすぐの頃、「よし、おまえもゴルフをやってみるか」と言われたのが最初です。
親父からお下がりのクラブをもらったけど周りにゴルフをしている友達もいなくて、親父としか行かないわけです。そうなるとあの人はしゃべりが専門なもんですから、うるさいんです。
「ボールをよく見ろ!」とか「力むな!」とか、打つ直前に言われてあまりにうるさい。それで「こんなスポーツやってられない!」となってやめちゃいました。
それがトラウマになっているんで、一緒にゴルフには行かない方が親子関係は良好に保てる気がしますね。
兄(裕和さん)とはゴルフに行きます。僕とはまったく性格が違う兄は、親父に何を言われても聞く耳持たずに自分のペースでやれるけど、僕は打つ前に何か言われるといちいち止まっちゃう。結構、神経質なんですよ。
僕は「徳光正和」が本名なんですけど、それは母が田村正和さんの大ファンだったせいもあるんです。昭和を代表する美男子。片や月餅みたいな顔した親父ですからね。全然違う。ただ、本名だと画数が大凶なんで、美輪明宏さんに「正しく行く」という意味の、「正行」という素晴らしい芸名をつけていただいた事情があります。