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沢野ひとしイラストレーター・エッセイスト・絵本作家

イラストレーター、エッセイスト、絵本作家。1944年、愛知県生まれ。児童書出版社勤務を経て、書評誌「本の雑誌」創刊時の76年から表紙と本文イラストを担当。第22回講談社出版文化賞さしえ賞受賞。著書に「ジジイの片づけ」「人生のことはすべて山に学んだ」ほか多数。

ザックを担いで中津川フォークジャンボリーに

公開日: 更新日:

「私に人生といえるものがあるなら」を口ずさむと涙が込み上げる

イラスト・沢野ひとし

 日本の野外フェスティバルの発端は、1969(昭和44)年に岐阜県の椛の湖湖畔で行われた中津川フォークジャンボリーである。企画・運営は中津川労音の笠木透(1937~2014)で、69、70、71年と3回開催された。

 確かその頃にギターを手にした連中の間から、「私に人生とい… 

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