インドの新国際空港に「幽霊が出る」動画を投稿したYouTuberに法の裁き…デマで公共の不安を扇動した疑い

公開日: 更新日:

 同空港は2022年12月に開港。年間1200万人が利用する観光業振興の要だ。建設地は農地と森林で、火葬場跡地の噂に根拠はない。

 地元の言い伝えや、2024年の州議会で、議員が「午後10時30分以降の夜間着陸がないのはなぜか? 地元住民が深夜勤務を避ける理由を調べよ。超常現象か?」などと質問したことが、火に油を注ぎ、「幽霊のせい」とのデマが広がった。空港運営会社は「24時間体制で運用されており、夜間着陸制限は気象条件によるもの」との公式声明を発表し、幽霊説を完全否定した。

 この逮捕劇はインフルエンサーの無責任な発信が公共に与える悪影響が浮き彫りになった形で注目を集めている。SNSで大きな議論を呼び、確認された関連投稿は1000件以上。約6割は警察の対応を支持する声で、「デマで観光を損なうな」との意見が多い。一方、「表現の自由の侵害」と主張する声や、笑いのネタにする投稿も見られた。

  ◇  ◇  ◇

 SNSの“お騒がせ”エピソードをもっと読みたいアナタは、下にある■関連記事もぜひ!

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性