英国の小さな奇跡…理髪師のひと言で17歳の少年のがん発見→化学療法で寛解し2人は感動の再会
早期発見が少年の命を救った──昨年1月、英西部シュロップシャー州の小さな町ラドローで、当時17歳だったオーウェン・ノーグローブさんが散髪の最中、トルコ出身の理髪師フィラト・ダブトールさんから「首にしこりがあるよ。医者に診てもらった方がいい」と指摘された。
オーウェンさんはアドバイスに従い専門的な検査を受けたところ、しこりは希少ながん「ホジキンリンパ腫」であることが判明した。
幸い早期発見だったため、即座にロイヤル・シュルーズベリー病院で積極的な化学療法が開始された。治療は功を奏し、約5カ月後にがんは寛解したが、その後も脱毛や疲労が続いた。
オーウェンさんは最近になって、ようやく父親と共に「命の恩人」であるフィラトさんの店に行って再会。
フィラトさんは、オーウェンさんの髪がなくなっていたため、最初は誰だか分からなかったが、父親から事情を聴くと、涙ぐみながら抱き締めたという。
オーウェンさんは「フィラトさんが気づいてくれなかったら、もっと深刻なことになっていたかもしれない。本当に感謝しています」と語った。
この感動の再会は、英BBCなどによって報じられ、大きな話題となっている。