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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

旭川女子高生殺害事件 内田梨瑚被告への求刑「懲役27年」はどうやって決まったのか?

公開日: 更新日:

 北海道旭川市で当時17歳の女子高校生を橋から川に転落させ死亡させたとして、殺人などの罪に問われた内田梨瑚被告の裁判員裁判で、検察側が懲役27年を求刑したと報じられました。

 ニュースを見て「27年という数字はどうやって決まったの」と思った方もいるでしょうが、刑罰の年数は検察官や裁判官の感覚だけで決められるわけではありません。

 まず法律には、犯罪ごとに刑罰の範囲が定められています。例えば殺人罪であれば、死刑、無期拘禁刑、または5年以上の有期拘禁刑(上限20年)です。

 もっとも、実際の事件では一つの罪だけが問題になるとは限りません。今回の事件では、殺人だけでなく、監禁や不同意わいせつ致死など複数の犯罪が問題となっています。そのため、「複数の犯罪を同時に裁判する場合は刑の上限を引き上げることができる」という法律上のルールが適用され、有期拘禁刑を選ぶ場合の上限は30年まで引き上げられます。

 では、なぜ30年ではなく27年なのでしょうか。ここからは、過去の裁判例や事件の具体的な内容を踏まえた評価になります。

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