足立区女子高生コンクリート詰め殺人…3人が再逮捕、1人は引きこもり「その後の少年たち」を追った労作

公開日: 更新日:

 年初から、物いわぬテレビや新聞に怒り狂っている。

 能登半島地震から1年。どのテレビも被災者たちの苦境を伝えてはいるが、政治の無策を大声で追及するテレビは、私が見た限り、なかったのはナゼだ。

 旧ジャニーズ中居正広の9000万円スキャンダルを扱うテレビ局がなぜないのか。視聴者に何も知らせないのは、この「中居事件」をきっかけに、テレビ局が長年やってきた有名タレントへの“枕営業”の実態が明らかになるのを恐れているからではないのか。

 メディアの衰退は今年、もっと顕著になるはずである。そんな中、たまたまネットでニュースを拾い読みしていたら、1本のドキュメンタリーが目に留まった。北海道放送・山崎裕侍が1989年に東京・足立区で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」加害者たちのその後を追った労作である。

 見ず知らずの女子高生を強姦目的で連れ去り、仲間の自宅に監禁して41日間にわたって強姦、暴行の非道を繰り返した挙げ句、殺害して遺体をドラム缶に捨てた。事件に関わったのは当時16歳から18歳の少年7人。そのうち4人が実刑判決を受けた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束