有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

JAL倒産<上>民主党政権が「実績」づくりに利用したのか

公開日: 更新日:

 日本航空(JAL)破綻の直接の引き金になったのは、2008年のリーマン・ショックがもたらした世界規模での金融危機だった。ビジネスマンの往来が減った上に、観光客も少なくなり、エアラインの利用客が激減した。JALの09年3月期の最終損益は630億円の赤字。09年4~9月期の最終赤字は1312億円と雪ダルマを転がすように膨らんだ。

 実は、08年の原油価格の乱高下で、JALは2000億円の燃料のデリバティブ(金融派生商品)損失を出した。この損失が資金繰り悪化の一因になったと、後々、指摘された。

「ナショナルフラッグは絶対に潰れない。必ず国が助けてくれる」(JALの当時の首脳陣)

“親方日の丸”の甘えが組織の隅々にまで染みわたっていた。こうした企業体質だったから、経済環境の激変に耐えられなかった。JAL“倒産”の真の原因はここにあった。

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