いよいよ東京地裁に出廷 ゴーンは法廷で何を訴えるのか?
電撃逮捕から7週間。私的な投資で生じた損失を日産自動車に付け替えたとして、特別背任の疑いで再逮捕された前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)が8日、勾留後初めて公の場に姿を見せる。
弁護人を通じて請求した勾留理由開示の手続きで東京地裁に出廷するのだが、一貫して無罪を主張するゴーン容疑者の口からどんな発言が飛び出すのか。ゴーン容疑者の長男のアンソニー氏は仏メディアの取材に、「(父は)力強く反論する用意ができている」「父の説明を聞いて皆、驚くだろう」と“宣戦布告”している。
勾留理由開示は、裁判所が公開法廷で勾留を認めた理由を説明する手続きで、容疑者や弁護人は裁判所に意見を述べたり、質問することもできる。弁護人の大鶴基成弁護士によると、ゴーン容疑者は「日産に損害を与えていないことを自分の言葉で裁判官に伝えたい」と話しているという。英語の法廷通訳人が付く見通しだ。