著者のコラム一覧
重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

野村証券のリテール営業が“崩壊危機”…社員が強盗殺人未遂で逮捕の衝撃

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 そりゃそうだろう。銀行員が取引先の顧客を殺して金品を奪うという事件は、預金者のカネに行員が手を付けるといった、ありふれた不祥事とはわけが違う。「信用」を唯一無二の金看板に掲げて事業を展開する「金融業というビジネスモデルの崩壊そのもの」(地銀大手幹部)だ。命まで取られるとあっては、金融機関に資産を委ねる人間など誰もいやしない。

 野村首脳陣の衝撃は大きい。回転売買推奨から預かり資産増強へと切り替えたリテール営業の取り組み姿勢が「ようやく花開きつつあった矢先でもあった」(事情通)からだ。責任もまた、重大だ。

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