高橋乗宣
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高橋乗宣エコノミスト

1940年広島生まれ。崇徳学園高から東京教育大(現・筑波大)に進学。1970年、同大大学院博士課程を修了。大学講師を経て、73年に三菱総合研究所に入社。主席研究員、参与、研究理事など景気予測チームの主査を長く務める。バブル崩壊後の長期デフレを的確に言い当てるなど、景気予測の実績は多数。三菱総研顧問となった2000年より明海大学大学院教授。01年から崇徳学園理事長。05年から10年まで相愛大学学長を務めた。

「カジノで遊んでもうらう」は「おもてなしの心」なのか

公開日: 更新日:

 昨年日本を訪問した外国人観光客は1000万人を突破したそうだ。安倍政権は、東京オリンピックが開かれる2020年までに、倍増の2000万人を達成したいとしている。

 旅行客を呼び込むキーワードは「おもてなし」。今年1月の施政方針演説で、安倍首相は「日本のおもてなしの心は外国の皆さんにも伝わっています」と強調。「昨年は富士山や和食がユネスコの世界遺産に登録されました。日本ブランドは海外から高い信頼を得ています」と胸を張った。

 だが、安倍首相は、そんな日本ブランドを中心に外国人客を「おもてなし」する考えはないらしい。旅行者を呼び込む武器は「ギャンブル」なのだ。

 カジノを含んだ総合型リゾート施設の設置を推進する法案が衆議院で審議入りした。今国会は会期末が迫っている。継続審議にして秋の臨時国会で成立させる運びらしい。安倍首相も乗り気で、今月中にまとめる成長戦略にもカジノ解禁を盛り込むそうだ。

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