周永康だけじゃ済まない 習近平が計る「第2」「第3」の粛清

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 中国共産党が立件を決めた周永康・前政治局常務委員(71)は、胡錦濤前政権の党内序列9位の実力者だ。エネルギー政策に影響を持つ大物で、公安・司法分野のトップも務めた。09年秋の党大会で引退しているが、その後も「石油閥」「政法閥」「四川閥」を権力基盤に影響力を持ち続けたとされる。

 拓大教授の富坂聰氏(現代中国)が言う。
「習近平政権にとって、周永康問題は前政権から引き継いだ宿題でした。周は、前政権が排除した薄煕来(元重慶市党委書記)に近い人物。薄の立件にも1人だけ反対し目を付けられていた。だから、習政権も思い切りやれたのです。今後は10月に開催する第18期中央委員会第4回総会(4中全会)を前倒しして周問題にケリをつけ、反腐敗キャンペーンの幕引きを図ろうとするでしょう。そろそろ“経済建設”にシフトしなければならないし、今年はAPECが中国開催で8月も高級事務者会合が予定されています。同じ問題にばかり関わっていられません。ただ、ネットでは“褒め殺し”が始まった。<さすが習近平だ><大トラを退治した>と称賛した上で、さらなる摘発を期待する声が広まっています。大衆の不満を意識する習にとって、無視できない動きでしょう」

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