佐野氏に致命的“コピペ疑惑” 五輪エンブレム「無理」と専門家
東京五輪のエンブレム酷似問題で、デザインの盗用を主張しているベルギーのデザイナー、オリビエ・ドビ氏は国際オリンピック委員会などに、使用の差し止めを求める文書を送付。対する東京五輪組織委員会は「絶対の自信を持って使っていく」(森喜朗会長)と強気の構えを崩していないが、どうも雲行きが怪しくなってきた。
エンブレムを制作したアートディレクター佐野研二郎氏に、新たに“コピペ疑惑”が浮上しているからだ。
問題視されているのは、サントリーが現在実施しているプレゼントキャンペーンのために佐野氏がデザインしたトートバッグだ。これが、米国のサイトにアップされている看板の画像と、色、形、文字のかすれ具合など、どこをどう見ても“コピペ”したとしか考えられないほど酷似している。
佐野氏がデザインしたトートバッグは、これ以外にもフランスパンやサングラス、小鳥などの画像のコピペや、デザインのアイデアを「盗用したのでは」などとネット上で次々に指摘され、大騒ぎになっている。
疑惑が膨らむ佐野氏に対し、さすがに専門家も懐疑的な目を向け始めていて、大阪芸術大芸術学部の純丘曜彰教授(芸術計画学科)は10日、あるビジネスサイトのコラムで、「東京オリンピック・エンブレムはもう無理筋」と書いていた。