新国立工事費「過少申告」が発覚…見積もりは“黒塗り”だらけ

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 なるほど、見積もりをオープンにできなかったわけだ。新国立競技場の建設問題で、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が基本設計の概算工事費を過少に見積もって公表していた。7日の毎日新聞が、関係者の証言に基づき、明らかにした。

 JSCは昨年5月、概算工事費を1625億円と発表。設計会社側は基本設計の作業で約3000億円と試算したが、JSC側は「国家プロジェクトだから予算は後で何とかなる」と取り合わなかったという。1625億円は、実際には調達できないような資材単価を用いるなどして過少に見積もった金額だったというのだ。

 基本設計発表の半年前の13年末、財務省と文科省は総工費を1625億円とすることで合意。JSCは「政府部内で調整を経た概算工事費を超えないよう基本設計を進めた」と毎日の取材に説明しており、この「上限」に合わせて数字をゴマカした可能性がある。毎日の記事は「文科省の担当者が上限内で収まるよう指示したのではないか」と文科省幹部の指摘を紹介していた。

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