市場が口にする珍語 黒田総裁が放つ“仮装緩和”の正体

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 日銀の黒田東彦総裁は動くか――。市場の関心は、この一点に絞られている。日銀は30日、金融政策決定会合を開くが、ここで追加金融緩和を打ち出せば、株式市場は大フィーバーし、「日経平均2万円も見えてくる」(市場関係者)。11月4日に上場する郵政3社の株価上昇にも一役買うことになるが……。

「夢よ、もう一度です。黒田総裁は、本音では追加金融緩和に動きたくてウズウズしているはずです」(株式評論家の倉多慎之助氏)

 昨年の10月31日、黒田総裁は年間80兆円の国債買い入れなどを盛り込んだ追加金融緩和を打ち出した。市場は“ハロウィーン緩和”ともてはやし、この日の日経平均は一時874円上昇。翌営業日は緩和前に比べ1500円近くもハネ上がった。黒田総裁はニンマリだったはずだ。

 あれから1年。日経平均はそれなりに上昇したが、黒田総裁が目標とする肝心の「2%物価上昇(生鮮食品を除く指数=CPI)」は未達成のままだ。黒田総裁に対する市場の評価も落ちてきた。

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