「さらなる円安はない」黒田総裁の“円安牽制”に隠された真意

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 日銀・黒田東彦総裁の爆弾発言が市場を大混乱させている。10日、黒田総裁は衆議院の財務金融委員会に出席し、「さらなる円安はあり得そうにない」と円安是正をにおわせた。ドル円相場は今月上旬に12年半ぶりとなる1ドル=125円を付け、その後も124円台後半で推移していた。ところが、思いもよらぬ“黒田発言”で、為替相場は一気に円高に振れ、株式市場は大幅下落。市場からは「相場を冷え込ませた黒田総裁は許せない」という恨み節まで聞こえてくる。

■「安倍首相の意向を酌んだ」との見方も

 黒田総裁は、「ここからさらに実質実効為替レートが円安に振れていくことは普通に考えると、なかなかありそうにない」と答弁した。実質実効為替レートは、ドル円だけでなく、ユーロや中国元などさまざまな通貨ベースで円の実力を表すもの。直近統計(15年4月)は71.99(2010年平均=100)で、これほどの低水準は1974~75年までさかのぼらないと見当たらない。当時のドル円は1ドル=300円前後だった。

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