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対テロだけじゃない 欧州で台頭&深刻度増す「極右」との戦い

 欧州中が「次はウチか」と震え上がっている。フランスのバルス首相は16日、「数日あるいは数週間以内に再びテロが起きる可能性がある」と警告。次の標的はフランスとは限らず、欧州全域が狙われていると強調した。欧州全域で、テロへの怒りや不安が増幅されるほど、移民排斥を掲げ、「ネオファシズム」と呼ばれる極右政党の勢いは増すばかり。2度の大戦を経て克服したはずのナショナリズムが、今や欧州各国で再び頭をもたげている。

■話題の書が描いた「近未来」が現実に

 パリ同時テロの発生以降、ある近未来小説が改めて注目を集めている。フランスで最も権威ある文学賞「ゴンクール賞」を5年前に受賞したM・ウエルベックの最新作「服従」だ。今年1月7日、くしくもシャルリー・エブド襲撃事件と同じ日に発表された。

 作品に実名で登場するのが、極右政党「国民戦線」の女性党首、マリーヌ・ルペン氏(47)だ。フランスは2年後に大統領選を控えるが、作中ではルペン氏が過半数には至らないながら、トップに選ばれる。決選投票では現職で中道左派「社会党」のオランド大統領が他の既成政党と結託し、極右政権の樹立を拒むのだが、この設定は現実になる可能性が極めて高い。

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