新国立「杜のスタジアム」 “見え方”だけならB案に軍配か

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 建築アナリストの森山高至氏は「今回の応募条件は『デザインビルド方式』と呼ばれ、政府は実質スーパーゼネコンにしか門戸を開かなかった。すでにコンペの意義は薄れていたとはいえ、『コンセプトも一緒かよ!』と言いたくなります。もっと多様なデザインを見たかった」と指摘し、こう続けた。

「スタジアムの外観は鳥瞰図より、歩行者目線での見え方が大事です。A案の外周は法隆寺五重塔の『椎木』をモチーフに国産スギを用いる縦格子で取り囲み、日本の伝統文化を想起させますが、段々に重なる回廊は“巨大な壁”を印象付けます。一方のB案は長さ約19メートルと諏訪大社の御柱のように巨大で純木製の列柱72本が白磁の器のようなスタンドを囲む。浮遊するような屋根と地上の間はスカスカで、開放スペースとなっています。周辺への圧迫感の軽減を考慮すると、私はB案に軍配を上げます」

 下馬評では、旧計画でスタジアム本体部分の受注を勝ち取ったA案(大成グループ)が「優勢」と伝えられる。五輪組織委の森喜朗会長の「外観ならB案がいい」との私見は、果たして“鶴の一声”となるのか。

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