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敵対勢力をさらし者に トルコ大統領“恐怖政治”で人権侵害

 クーデター未遂を受け、トルコのエルドアン大統領が敵対勢力の一掃に乗り出し、独裁色を強めている。死刑制度の復活を叫び、警察官や地方自治体幹部ら1万人超を停職処分。兵士など軍関係者8000人近くを拘束し、パンツ一枚の姿にし、学校の体育館みたいな場所に寝転がせている写真を海外メディアが大きく報じた。ネット上で騒ぎになっているが、イラク戦争後に米軍がグアンタナモ収容所で捕虜に行ったような人権侵害が堂々と行われているのだから、当然だろう。

 現代イスラム研究センター理事長の宮田律氏が言う。

「公務員の大量馘首は、米軍統治下のイラクでも行われました。その後、どうなったか? 解雇された人々は政府に反感を抱き、ISに参加したりしました。恐らく、トルコも同じような状態に陥るでしょう。イスラムの男性は誇りが高い。裸にして、辱めを与えたエルドアン大統領を決して許さない。ISに合流する者、クルド人など少数民族の反政府組織と手を組む者がきっと出てくると思う。大統領もそれが分かっているから、猜疑心を強め、周辺を自分が信頼する側近で固める。自らの安全にしか注意が及ばなくなり、国民生活への配慮が乏しくなる。トルコの人権状況がいっそう険しくなることが予想されます」

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