民進党代表選前になぜ…蓮舫氏“二重国籍騒動”混迷の真相
「実は二重国籍ではないか」と疑惑を持たれている民進党の蓮舫代表代行(48)。6日の会見で「日本国籍を取得し、台湾籍の放棄を宣言した」と語ったが、右寄りメディアは追及の手を緩めない。蓮舫氏の何が問題なのか。一連の疑惑を改めてチェックしてみる。
蓮舫氏は1967年11月、台湾人の父と日本人の母との間に生まれた。出生地は東京だ。当時の日本の国籍法では、父親が日本人の場合は日本の国籍が与えられ、2つの国籍を有するケースがあり得たが、そうでない場合は日本国籍を取得できなかった。恐らく蓮舫氏の国籍は台湾だけだったと考えられる。
このルールが改正されたのが84年。改正により、父と母のどちらかが日本人なら、日本の国籍も付与されることとなった。このことが事態を混迷化させているのだ。
蓮舫氏の説明によると、日本国籍を取ったのは翌85年1月。まだ17歳だった。改正国籍法は、未成年者が改正から3年以内に申請を出せば、日本の国籍を取得できると定めた時限立法。当時17歳の彼女は申請すれば、日本と台湾の二重国籍者となった。もちろん合法だ。