6週間ぶりジム解禁のなぜ 安倍首相の消えない体調悪化説
「オレがビシッと言ってやる」――。安倍首相は周囲にそう漏らしているという。24日、25日と続く衆・参予算委員会の閉会中審査。周囲の心配をよそに、出席を受け入れた安倍首相は自信マンマンのようだが、空威張りは続きそうにない。依然として体調悪化説はくすぶり、野党による長時間の追及を受けるのは自傷行為に等しい。
都議選の頃から、安倍首相の体調悪化を懸念する声は上がっていた。持病の潰瘍性大腸炎は、ストレスがかかると下痢が止まらなくなる不治の病だ。都議選の歴史的大敗以降も、稲田防衛相の日報隠蔽疑惑など閣僚の不始末が続出。安倍首相がストレスにさいなまれていることは想像に難くない。
そのためか、休日は安静を心掛けているようで、15日からの「海の日」3連休は散髪に出かけた以外、東京・富ケ谷の私邸に終日こもりきり。この週末も、公務は日曜午前に横浜市のJCイベントに1時間ほど出席したのみ。終了後は私邸にトンボ返りした。
土曜には午後2時20分に六本木のホテル内のジムを訪れて約3時間、汗を流したことになっているが、真に受ける政界関係者は皆無に等しい。先週発売の週刊朝日は、安倍首相の主治医らが所属する慶応病院関係者のコメントをこう紹介していた。