えっ、夏の“汗染み対策”を27%がしてないの? 最低限やっておきたい4つの方法
汗染みが気になるのはズバリ「ワキ」
夏のお悩みといえば、洋服の汗染みですよね。外をちょっと歩いただけで、脇や背中がぐっしょり濡れて洋服にも汗染みが出没してゲンナリ…。どうにかした~い!
「ECナビ比較」は、汗染みに関心のある一般消費者300名を対象に、「汗染み対策」に関する意識調査を実施しました。
汗染みを気にする体の部位について聞いたところ、「ワキ」が73.7%と突出。次いで「背中」(38.3%)、「首まわり」(34.3%)と続いています。
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「特に対策はしていない」がなんと27.7%!
また、同調査では「主な汗染み対策」についてもリサーチしたところ、「制汗剤を使う」という回答が最も多い43.0%でダントツ。一般的な対策となっているようです。
その一方で「特に対策はしていない」がなんと27.7%! 汗について悩んでいると答えてはいるのにどうして?
その理由は「現在の汗染み対策で最も解決できていない悩み」という項目から見えてきます。
「対策しても汗染みができてしまう」(17.3%)という悩みを抱えているけれど、「対策をすること自体が面倒だ」(16.3%)、「制汗剤の効果が長続きしない」(15.7%)「自分に合う対策が見つからない」(13.0%)など、半ば諦めている様子…。
実際に、身近な30代~40代からも「ただでさえ汗かきなのに、この暑さと更年期でもう大変! ワキの汗染みが目立つかも…と思い、吊革を掴めません」(48歳・女性)、「あがり症なので、人前で話すときは背中一面汗をかいています」(32歳・女性)などの声が。
そこでコクハク編集部でリサーチした、気軽にできる「汗染み対策」をご紹介します。
汗染みを対策する方法
洋服の色対策で汗染みをある程度は目立たせなくできるものの、汗染み自体を防ぐことはできませんよね。
ここではコクハク編集部おすすめの汗染み対策方法をご紹介します。
1. 制汗スプレー・クリームで汗防止
たくさん汗をかいてしまう部分には、やはり制汗スプレーやクリームを使うのがおすすめ。
塩化アルミニウム・クロルヒドロキシアルミニウム・パラフェノールスルホン酸亜鉛・ミョウバンが配合されているものは、汗を抑える効果を期待できるので、汗染み対策にぴったりです。
2. 汗取りインナーを着る
脇の汗染みが気になるなら、汗取りインナーで対策してみて。速乾性のあるインナーが汗を吸収してくれるので、汗をかいても洋服に染みるのを防いでくれます。
しっかり対策したいなら、脇の部分に汗取りパットが仕込まれているインナーをチョイス! 汗っかきさんは、汗取りパットの面積が広いものを探してみましょう。
3. 洋服の素材にこだわる
制汗スプレー・クリーム、汗取りインナーで対策してもなお不安を感じる方は、洋服の素材にもこだわってみましょう。洋服の色と同様、素材でも汗染みが目立つ素材と目立たない素材があるんです。
汗染みが目立たない素材は、ポリエステルやシルク、麻。速乾性が高く、汗をかいてもすぐに乾くので安心です。そのなかでも、汗染みの目立たなさはポリエステルがダントツ。
一方で、綿(コットン)は汗染みがなかなか乾かないので、真夏にはおすすめできません。
4. 汗止めボトックスを打つ
「毎日、汗染みの対策をするのが面倒くさい!」という女性は、汗止めボトックスを打ってしまうのもアリ。
ボトックスを打つことで、神経から分泌されるアセチルコリンという成分の発汗促進作用を抑えることができるので、汗染みどころか汗をかくこと自体を防止してくれるんです。
永久的に汗を抑えることはできませんが、4〜9カ月ほど効果が持続するといわれているので、汗っかきな方は夏前に汗止めボトックスをしておくと猛暑でも快適に過ごせて感動するはずです。
汗染みはちょっとの工夫で防止できる!
夏はちょっと動くだけで汗染みが目立ってしまいがち。でも、今回紹介したように、対策方法は意外とたくさんあるんです。
「汗っかきだから、まだまだ夏が続くと思うと憂鬱」なんて方は、ご紹介した汗染み対策をぜひ試してみてください!
汗染みで悩まされることが少なくなり、快適で楽しく過ごせるはずですよ。厳しい残暑を共に乗り越えましょう!
(2024年6月の記事を元に再構成)
調査概要「夏の汗染みに関する悩みと対策の意識調査」
調査方法:Webアンケート調査
調査対象:汗染みを気にしたことがある全国の20〜50代男女
有効回答数:300件
調査実施期間:2025年6月24日〜2025年6月30日
(コクハク編集部)