“北の兄貴分”も今は昔 暴走の仲介に習近平はアテにならず

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 米国に対して、朝鮮戦争をともに戦い、北朝鮮の“兄貴分”ともいわれる中国。北が暴走するたび、国際社会は、その仲介役として期待するが、一連の核・ミサイル開発問題ではどうやらアテにならないようだ。金正恩にとって中国はうっとうしい存在で、むしろ蛇蝎のごとく嫌っている。

 金正恩は中国の顔に泥を塗りまくっている。今年5月、習近平主席が提唱した中国と欧州を結ぶ広域経済圏構想「一帯一路」の初の国際会議開幕のタイミングで、ミサイルを発射。さらに7月には習がトランプから「北への圧力」を催促された電話会談直後に再びブッ放した。「習外交5年の集大成」とされた中国主催のBRICS首脳会議の開幕日だった今月3日には、過去最大規模の核実験までやってのけた。元韓国国防省分析官で拓殖大学国際開発研究所の高永テツ客員研究員が言う。

「これらの挑発は偶然ではなく、北の反中メッセージです。背景に北内部の中国をめぐる権力闘争があります。金正日時代は『改革開放』路線の親中派が一定の勢力を維持してました。一方の保守派は反中の立場。というのも、中国との結びつきを強め、市場を開放すると、同時に情報も入ってくる。そうなると市民が現体制に疑問を持ちかねないからです。そこで、金ファミリーの代替わりに乗じて、保守派が無知で若い正恩を反中に誘導していったのです」

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