長期勾留中に自宅競売…籠池夫妻は独房で何を思うのか

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「シャバに出ても、もう帰る場所はないよ」。今ごろ取調官から、こんな脅しを言われているのだろう。大阪地裁が、民事再生中の森友学園籠池泰典前理事長の自宅を強制競売にかける手続きを開始した。地裁執行官が現地調査し、数カ月後にも競売を実施する見込みだ。昨年8月に逮捕されて以降、約6カ月にわたって勾留されている籠池夫妻は独房で何を思うのか。

 森友学園は、小学校の校舎建設費用など計約28億円の債務を抱え、昨年12月20日の債権者集会で民事再生計画案が決まったことで97%の支払いが免除された。計画案では、弁済開始までの3年間で、学園が運営する塚本幼稚園の園児数を約90人増やすことや、幼稚園の収益で今後10年間かけて免除された以外の8600万円を弁済することが決まった。

 強制競売を申し立てている管財人は債権者保護を優先し、淡々と手続きを進めているのだろう。だが、債権者の中には近畿財務局との売買交渉の場にも出席していた建設業者も含まれている。「善意の第三者」と言い切るのは疑問が残るのではないか。籠池前理事長をかばうつもりは毛頭ないが、長期勾留されている理由は詐欺罪である。民事再生法とは別の問題にもかかわらず、学園再生や自宅競売について弁明や意思表示の機会すら与えられないのだ。

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