(3)気分が落ち込む…「ホルモン乱れ」と「隠れ脱水」の二重ストレス
猛暑を乗り切りホッとしたのも束の間、今度は「気分が落ち込む」という人もいるかもしれない。
「単なる夏バテではなく、暑熱ストレスによる“ホルモンバランスの乱れ”と、“隠れ脱水”が重なることで生じる、二重ストレスが背景にあるかも知れません」と、東邦大学名誉教授の東丸貴信医師(東京汐留クリニック勤務)は解説する。
暑熱下では、体温上昇に対処するため交感神経が過剰に働き、心拍や血圧が上昇する。また、副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、体は常に緊張状態となる。
さらに、副腎皮質からはストレスホルモンであるコルチゾールが分泌される。
「コルチゾールは脂肪分解や、抗炎症作用、糖新生など生命維持に不可欠なホルモンですが、暑熱ストレスが長期間続くと、脳の制御機構が破綻し、コルチゾールが慢性的に高値となってしまう。これにより免疫機能が低下し、気分の落ち込み、意欲低下、不眠などが生じやすくなります」(東丸医師)
特に中高年世代では、このストレスホルモン(コルチゾール)の乱れが脳疲労を助長する。


















