斎藤貴男
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斎藤貴男ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

スルガ銀は偽造を認識…銀行が社会不安の元凶になる無残

公開日: 更新日:

 スルガ銀行(本店・静岡県沼津市)の多くの行員が、シェアハウスに投資した物件オーナーへの融資に必要な書類が偽造・改竄されている実態を認識していたらしいことがわかった。同行の米山明広社長が15日に記者会見で謝罪した。

 スルガ銀のシェアハウス関連融資の総額は約2035億円。4月に経営破綻した「スマートデイズ」に絡む融資が、その6割ほどを占めている。

 同社はオーナーに家賃収入の30年保証を約束しながら、不払いを重ねて社会問題化した。書類の偽造は預金残高の書き換えにまで及び、詐欺の疑いもある。米山氏は役員や社員の関与については口を閉ざしたが、認識していて無関係などということはあり得ない。

 悪徳商法の被害者にされたオーナー側は、当然、スルガ銀を私文書偽造などの容疑で警視庁に刑事告発する方針だ。やれやれ、と思う。銀行はどこまで落ちれば気が済むのか。

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