東京五輪ボランティア 大学は“動員”と授業日数の板挟みに

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「やりがい搾取だ!」との批判が相次いでいる東京五輪のボランティア募集。大会組織委員会の森喜朗会長が11日、「(募集開始が)20日以降になると思う」と発言していたが、始まる前から波乱含みである。

 都と組織委が募集するボランティアは約11万人で、学生もその頭数にカウントされている。そのため文科省は7月に全国の大学に、学生ボランティアの参加を暗に促す通知を出しているが、大学から「対応できない」との悲鳴が上がっているのだ。有名私立大の教員がこう明かす。

「通知には、五輪期間中に学生がボランティアとして参加する場合、大学側が授業スケジュールを臨機応変に変更できることなどが書かれていました。しかし、文科省は近年、大学における授業日数の厳格化を打ち出しており、休講すると必ず補講しないといけない。そのため、ただでさえ授業は夏休みにまで食い込みがちです。大学は、学生の五輪ボランティア参加と授業日数の確保の板ばさみになるのです」

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