インチキ統計問題 政府説明に「納得できない」が67%に
JNNの世論調査(2、3日実施)で、安倍内閣の支持率は2月調査から0.5ポイント減の52.3%に下がった。不支持率は前回と同じ44.3%だった。
統計の不正調査問題を巡るこれまでの政府の説明に「納得できない」と答えた人は67%にのぼり、「納得できる」の14%を大きく上回った。「毎月勤労統計」の不正調査について、厚労省特別監察委員会による再調査では「組織的な隠蔽はなかった」と改めて結論づけられたが、「納得できない」は62%、「納得できる」は14%となった。
自衛官募集を巡る安倍首相の「憲法に自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とう」との発言について、「自衛隊を憲法に明記すれば自衛官への応募が増えると思うか」には、「増えないと思う」は「あまり」「まったく」を合わせて71%の一方、「増えると思う」は「非常に」と「ある程度」を合わせて22%だった。
米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古の埋め立て工事の是非を問う沖縄県の県民投票では、「反対」が7割超を占めたが、安倍政権は工事を強行。これについて「いったん中断すべき」49%、「完全に中止すべき」21%で、「続けるべきだ」は22%だった。