著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

多くの機関で行われた植民地根性丸出しの「感謝決議」

公開日: 更新日:
東京・靖国神社を訪れた進駐軍兵士(1945年9月12日)/(C)共同通信社

 占領者に対して媚びへつらうことと正義のための内部告発とは本来全く別ものである。しかし、その境目は極めて曖昧だ。「媚態は正義を装い、正義は自己利益を隠す」のである。こうした投書の多くは、かつての暴虐な権力者が戦後は巧妙に前歴を隠して生き延びているといった告発に見られるものだ。問題… 

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