保阪正康
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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇 」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。

「令和」への首相説明には平成を継承する視点が欠けている

公開日: 更新日:

 新元号は「令和」と決まった。万葉集から採ったという。これまでは漢籍から採るのが一般的だったのに、今回は初めて日本の古典からというのが典拠だというのである。どうあれいかにも安倍内閣らしいと言っていいだろう。

 安倍首相は、万葉集は天皇、貴族、防人、農民などの和歌が網羅されていて、長い伝統を象徴していると言い、日本の美しい四季を次代につないでいきたい、新しい時代の精神を具体化しているとの意味を強調していた。記者からの質問でも「美しい日本」という類いの空虚な表現が強調されているのだが、その半面いくつかの歴史的な意味合いも含まれている。私なりに分析すると次のような結論が引き出される。重要な点だけを箇条書きにしてみよう。

(1)漢籍から採らない時代が来ることは予想されていたが、今回がそうであった。
(2)皇国史観の見方を否定している点が感じられる。

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