保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇 」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。

わずか2カ月で倒れた皇族による東久邇内閣

公開日: 更新日:
衆議院で所信表明演説をする東久邇宮稔彦首相(1945年9月)/(C)共同通信社

 太平洋戦争の敗戦時の首相・鈴木貫太郎の後任は東久邇宮稔彦王であった。近代日本の議会政治の上で皇族内閣が誕生したのは初めてのことであった。昭和天皇は敗戦という事態を混乱なしに乗り切るために前例を破って天皇の身内で内閣をつくり、国民に安心感を与えようとしたのであろう。

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