溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

くすぶるカジノ誘致 政界は山口組再統一を望んでいるのか

公開日: 更新日:

 6代目山口組の高山清司若頭がほどなく府中刑務所から出所するが、身構えて待つはずの神戸山口組(井上邦雄組長)に奇怪な動きが出ている。

 主戦力の山健組・中田広志組長が8月下旬からずっと消息不明なのだ。組の会議や行事は全欠席、どこで何をしているのか、表向き一切伝わっていない。

 ほぼ同じころ、井上邦雄組長が何らかの理由で中田組長を手ひどく殴ったという噂が流れた。もともとが親分―子分関係だから、殴るぐらいのパワハラは不思議でない。この「殴打」と「消息不明」が関係あるのかないのか、それも分からない。

 これまで中田組長が率いる山健組からはかなりの数の組員が6代目山口組側に流れ、中田組長と弘道会とは完全にハンメのはずだが、一部にそれがそうでもないという観測がある。

 西日本の中立系団体幹部が言う。

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