溝口敦
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溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

実行犯はどこへ? 暴力団がヒットマンを出頭させない理由

公開日: 更新日:

 先月21日、神戸の弘道会施設前で同会系組員が銃撃され、重傷を負った事件では、その後、弘道会からの報復がなく、山健組からの追撃もなく、単にそのまま放置されている。

 半ば予想されたことだが、この事件からはある程度、現代やくざが何を考えているか、うかがえることがありそうだ。

 実行犯は今なお確定せず、逮捕されていないが、ほとんどの関係者が山健組の犯行とみている。ほとんど間違いのない推測だろう。

 山健組は2年前、傘下の組員・菱川龍己が任侠山口組・織田絆誠組長の警護役、楠本勇浩組員を射殺した事件でも、菱川組員を警察に自首させていない。人によっては「菱川は死人に口なしで、事件直後に射殺され、遺体は人目につかないよう処理された。事件は迷宮入りだ」とさえ断言する。

 情報の真偽は確かめようもないが、少なくとも山健組は、自組が関係する事件で警察の捜査に協力するつもりはないといえよう。恐らく今回の弘道会系組員襲撃事件でも、実行犯の組員を自首させるつもりはないとみられる。

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