姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

ひめだ・こなつ 上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。中国、アジアを現地取材、日本でも各地を回りインバウンドがもたらす変化を追う。著書に「インバウンドの罠」(時事通信出版局)他。「ダイヤモンド・オンライン」などでコラムを連載中。アジア・ビズ・フォーラム主宰。

ドンは江沢民 習政権を阻む「上海閥」の抵抗と強い影響力

公開日: 更新日:

 習近平政権は、抵抗を弱めない香港市民に手を焼いている。4カ月にもわたり、中国という国家権力に対し、昂然と立ち向かう香港市民だが、これも翻せば中央のコントロールが利かなくなっているからだといえる。日本在住で中国上層部ともコネクションを持つ大陸華人・張虎鳴さん(仮名)は次のように語る。

「香港がこんな悲惨な状況であるにもかかわらず、習政権はいまだ何のメッセージも発していません。それは、22年前の返還当初から、香港に強い影響力を持ち続ける大陸の勢力が存在するからだといわれています」

 香港は、戦後に上海から多くの富裕層が逃げ込んできたという歴史があり、一部では「上海閥の牙城」ともいわれてきた。

 その香港が中国に返還されたのは江沢民政権(1993~2003年)下の97年7月1日のことだった。特別行政府初代長官に就任した董建華は上海生まれ。また、胡錦涛政権(03~13年)時に国家副主席を務めた曽慶紅は、江の右腕として頭角を現し、返還当初から香港で絶大な影響力を持っていた。ちなみに、曽慶紅の父・曽山は解放後の1949年に上海市副市長に就任している。

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