姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

ひめだ・こなつ 上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。中国、アジアを現地取材、日本でも各地を回りインバウンドがもたらす変化を追う。著書に「インバウンドの罠」(時事通信出版局)他。「ダイヤモンド・オンライン」などでコラムを連載中。アジア・ビズ・フォーラム主宰。

国慶節の式典を中座した江沢民の「無言のメッセージ」

公開日: 更新日:

 建国70年の節目に立つ中国だが、習近平政権の基盤は固まり切っていないのか。10月1日に行われた祝賀式典は、さまざまなシグナルを露呈した。長期化する香港の抗議デモも、「実は権力の完全掌握には至っていないためだ」という臆測も広がっている。

 北京の天安門で開催された祝賀式典を、世界中の華僑華人たちが固唾をのんで見守っていた。ひな壇には習近平国家主席をはじめとする指導陣が並んだが、そこに元首相(国務院総理)の朱鎔基(90)の姿はなかった。習主席の左隣には、今年93歳の元国家主席・江沢民が並んだが、閲兵式途中の午前11時すぎから30分間、突如この場から姿を消した。

 この事態は在外華僑の間で物議を醸した。日本在住で中国上層部ともコネクションを持つ大陸華人・張虎鳴さん(仮名)はこう語る。

「式典中の退席は、中国ではあり得ない行為だけに誰もが驚いたはずです。ましてや習主席の威信をかけた70周年の一大行事の最中。これは、江氏が『自分は習近平より上なのだ』という無言のメッセージを、世界に意図的に示したと解釈できるのです」

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