出井康博
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出井康博ジャーナリスト

いでい・やすひろ 1965年、岡山県生まれ。早大政経学部卒業。英字紙「THE NIKKEI WEEKLY」記者などを経て、フリー。著書に「移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線」(角川新書)、「ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)など。

監理団体の代表理事会長となった「偉大なるイエスマン」

公開日: 更新日:

 昨年、人手不足の解消を目指して、外国人労働者のための新在留資格「特定技能」が鳴り物入りで創設された。外国人に単純労働を認める就労ビザである。ただし、資格を得た外国人は今年3月末時点で3987人。初年度見込みの10分の1以下にとどまっている。

 反対に増加が著しいのは短期間の出稼ぎ労働者である実習生で、昨年は前年比で25%増え、41万人を超えた。

 特定技能が導入された大きな目的は、こうした実習生を食い物にする「悪徳ブローカー」の排除だった。政府が本気でそれを望むなら、ブローカーの介在を許す実習制度を廃止し、特定技能に一本化すればよい。なぜ、しないのか。

 日本の中小企業や農家などが実習生を受け入れる際は、相手国の「送り出し機関」と日本側の「監理団体」を通す必要がある。どちらも公的機関のような名前が付いていたりするが、実態は民間の斡旋業者に他ならない。

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