著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

8月10日未明 ポツダム宣言受諾をめぐる御前会議は3対3に

公開日: 更新日:
昭和天皇による原爆患者のお見舞い(広島県の大竹国立病院=昭和22年、天皇御巡幸)/(C)共同通信社

 昭和20年8月6日と9日の広島、長崎への原爆投下、そしてソ連の参戦。日本はこれ以上、戦争を続けるのは到底無理であった。軍部の強硬派グループが本土決戦を主張したにしても、それは特に根拠があるわけではなかった。天皇は広島への原爆投下について、すぐには知らされていなかった。6日の夜、… 

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