保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

2度の原爆投下、ソ連の中立条約破棄 日本は孤立状態だった

公開日: 更新日:
1945年8月6日、広島に原爆が投下された(C)Sputnik/共同通信イメージズ

 アメリカ、イギリス、そしてソ連の首脳によるポツダム会議は昭和20年(1945)7月17日から8月2日までの間、開かれた。ドイツの敗戦後の占領について討議されているが、この議題の後はまだ戦い続けている日本に対してどのような案を突きつけるかも重要なテーマであった。すでにアメリカの国…

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