親衛隊の“安倍ロス”は深刻 1年後にまさかの再々登板待望論
突然の退陣表明で、親衛隊の「安倍ロス」は深刻なようだ。
応援団で知られるジャーナリストの櫻井よしこ氏は、3日発売の「週刊新潮」で「本当に残念なことだ」と嘆き、「激動の国際社会で日本のみならず世界の道しるべとして安倍首相の視点と力量が必要とされる日が必ず、また来る」と書いている。
日本トップリーグ連携機構の川淵三郎会長も、ツイッターに「元気を取り戻した暁には再再登板も可能ですよね。三年経ってもまだ68歳ですから」と投稿し、エールを送っていた。
アベノマスクをはじめコロナ対策はグダグダで、国会からも会見からも逃げ続け、外交も内政も行き詰まってレームダック。病気を理由に政権をブン投げたのが実情なのに、数日ですっかり「惜しまれつつ勇退」みたいなムードになっている。
共同通信が8月29、30日に実施した緊急世論調査でも、内閣支持率が前回比20・9ポイントも跳ね上がって56・9%を記録した。
「党内でも『やはり安倍さんしかいない』と再々登板に期待する声が上がっています。この先、政権はコロナ対策や五輪開催の可否決定など難問に直面する。総理があのまま続けていたら4選なんてあり得ない状況になっていたでしょう。ただ、いったん退くことで、かえって再び返り咲きの目が出てきた。11月の米大統領選でトランプ氏が勝てば、来秋の本格総裁選で再々登板を熱望する声が高まると思います」(自民党細田派議員)