続々と予備選 自民総裁選の構図を「地方の反乱」が変える
地方の声が総裁選を動かすのか。安倍首相の政権ブン投げを受けた自民党総裁選は、党員投票を省略した両院議員総会で行われることが、1日の総務会で正式に決まった。だが、このゴリ押しが思わぬ落とし穴になるかもしれない。
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14日に予定される総裁選は両院議員総会で、国会議員票394票と、各都道府県連に3票ずつ割り振られた地方票141票の合計535票で争われることになった。
1日は岸田政調会長と石破元幹事長が出馬会見を開いたが、両院議員総会での総裁選出では、岸田派と石破派をのぞく主要派閥が総乗りを決めた菅官房長官が圧倒的優位だ。国会議員票だけで過半数となる。党員投票の省略は、地方からの支持が高い石破潰しとの見方もある。