ミャンマー軍事クーデター 米国が手出しせず静観した理由

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 ミャンマーの軍事クーデターには世界中が驚いた。国軍がアウン・サン・スー・チー国家顧問を自宅で軟禁。ミン・アウン・フライン国軍総司令官が国の全権を掌握した。

 引き金は昨年11月の総選挙だ。スー・チー氏率いる与党・国民民主連盟(NLD)が全体の8割を超す議席を獲得。選挙を経ずに司令官が任命できる軍人議員らの力がそがれる結果に、国軍は「選挙に不正があった」とケチをつけ、行動を起こしたのだ。

「米国の混乱に乗じたとも言えます」とは、国際政治経済学者の浜田和幸氏だ。こう続ける。

「米国は深刻なコロナ禍に加え、バイデン新政権の発足直後。今なら強く出てこないと読んだのでしょう。ミャンマーでは憲法規定で国会議席の4分の1が軍人に振り分けられます。国軍は圧勝したNLDが将来、憲法を改め、自分たちの議席を削減。既得権益が奪われると危機感を強め、強硬手段に出たようです」

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