著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東方労働者を「裏切り者」「破壊分子」呼ばわりしたスターリン

公開日: 更新日:
ドイツ軍に捕らえられたロシア人捕虜(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 東方労働者たちはドイツ社会では「ソ連からきた市民奴隷」と呼ばれたというのである。彼らは一様に軍事捕虜よりも過酷な運命に置かれた。ドイツ社会の労働者が前線に送られて戦っている、その埋め合わせのために労働を課せられたのだ。その数、数百万以上というのである。ドイツ国内ではほぼ同数の捕… 

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