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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ロシア社会に「戦争反対」の市民革命が起きる可能性

公開日: 更新日:
1990年2月4日、東西冷戦終結で体制が揺らぐ中、モスクワ川にかかるクリムスキー橋を渡るソ連の民主化要求デモ(C)ロイター=共同

 ソビエト連邦が崩壊した時に、ゴルバチョフ体制を支持する青年世代の中には、労働者や人民といった意識と明らかに違うタイプが育っていた。モスクワのアルバート通りでは複数の青年が道行く人に向かって演説している光景を見かけた。その中には、ゴルバチョフがソ連社会を壊したと怒る者もいたが、も… 

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