著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ソ連の反革命犯罪で処刑された日本人捕虜たち

公開日: 更新日:
シベリヤ残留者の引き揚げ促進を期して開かれた「留守家族大会」。前日の日比谷公会堂での大会に続いて皇居前広場で開かれた(1948年9月28日)(C)共同通信社

 インディギルカ号は囚人船であり、広義にはシベリアの金鉱、石炭などの採掘に駆り出されたり、あるいは鉄道の建設、公共施設の造営などに従事させられたりというのが囚人たちの「服役」だった。この遭難事件がソ連時代の悲惨な収容所の実像を浮かび上がらせたことは1939(昭和14)年当時に救助… 

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