散髪には行ったのに…横浜市玉突き事故の78歳男性「覚えはない」は記憶喪失なのか
17日、横浜市金沢区で起きた車やバイクなど5台を巻き込む事故で、逮捕された78歳の男の証言に注目が集まっている。警察がドライブレコーダーや防犯カメラを解析した結果、男の乗用車が信号待ちをしていたバイクに追突して玉突き事故を起こしたことが判明。バイクの警察官が右手首を骨折するなど5人がケガを負った大事故となったが、過失運転致傷とひき逃げの疑いで捕まった川合廣司容疑者は、「車を運転して散髪に行ったが、事故を起こした覚えはない」、「逃げてもいない」、車の傷についても「当て逃げされてできた」と供述している。
だが、その後の報道で目撃者が男に「逃げちゃだめだよ」と呼びかけたにも関わらず逃げた様子なども明らかになっている。さらに事故後に散髪に行って、自宅に帰宅後は車庫のシャッターは閉められていたのも不可解だ。
高齢者の運転となれば認知症の可能性も指摘されるが、事故だけの記憶を失うことはあり得るのだろうか。明大講師の関修氏(心理学)が言う。
■妄想性精神障害の可能性も