小平義雄事件 近所に住んでいた住民「いい男だったよ。坊やなんて声を掛けてくれてさ」

公開日: 更新日:
編み笠をかぶって被告席に着いた小平義雄=昭和22年、初公判(C)共同通信社

「人を殺した小平さんのところの義雄さんか、今も親族は住んでるよ。この部落には小平さんは多いんだ。私は直接知らないけれど、亡くなった叔母なんかは一緒に遊んだって話を聞いたな」

 観光客で賑わう日光東照宮の門前を過ぎると、車の交通量は減り、緑が深い山々が目の前に迫ってくる。
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