著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

答辞を読んだ江橋慎四郎は「お前ら学生はたるんでいると本当によく殴られました」と

公開日: 更新日:
額東光消防隊員(1945年3月8日、東京・丸の内消防署)/(C)共同通信社

 学徒出陣から50周年を迎えた平成5(1993)年に、出陣学生を代表して答辞を読んだ江橋慎四郎はやっと重い口を開いて、当時の心中などを語り始めた。私もたまたま取材に応じてもらい、4時間近くかけて詳細を聞くことができた。その頃、江橋はいくつかの新聞の記者の取材にも応じたので、出陣学… 

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